ネットショッピングで買い物をする人が増える中、店に足を運んでもらおうと、商品の陳列に工夫をこらす店舗が増えています。実際に手に取って試してもらうことで、高価格帯の商品を選ぶきっかけにもなるということです。
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東京・八王子市にあるホームセンター。トイレットペーパー売り場に整然と並んでいたのは「ペーパーホルダー」です。目にした人が、思わず手を伸ばしていました。
販売されている18種類全てのトイレットペーパーが「触ってください」と言わんばかりにセットされていました。肌触りを確かめていた客は…
客
「ちょっと今、触ってみて、(これが)いいかなと思って」
ティッシュ売り場でも、肌触りを確かめる客がいました。
客
「触ってみてどっちか、柔らかい方がいいかなとか」
実物に触れられる、まさに“神(紙)対応”です。
触って比較できるのは、紙製品だけではありません。歯ブラシに高圧洗浄機なども実際に触ったり、使用したりすることができます。さらに包丁売り場には、切れ味を試せるよう大根が用意されていて、約200種類の包丁を比べてみることができます。
“体験型”の売り場にしている背景には、コロナ禍での変化があるといいます。
スーパービバホーム八王子多摩美大前店 福冨豪店長
「ネットでのお買い物が多くなりましたので、当店、リアル