今回ゲスト、メグリ株式会社 篠田 健吾 氏は、入社当初、Webサイト・アプリの分析および企画を中心にサービスの新規営業にも従事され、現在は、プロダクト開発チームでプランニング担当として「MGRe」の新機能の企画や改善等の業務されていらっしゃいます。
篠田氏に『アプリのメリット、デメリット』についてお伺いしました!
▽アプリは今どういう立ち位置なのですか?
特に小売業の方にとっては、いつかやらなければいけないという風潮はあると思います。リピーターに対してはアプリはすごく効きますが、新規を取るのはすごく辛いチャネルです。
しかし、アプリで適切な情報をお渡しして来ていただいて、買っていただくのは、チャネルとしてはすごく効くと思います。もちろん投資回収できる見込みはあると思いますが、アプリのコストがどれぐらいかかるのか、というところが一番重要になると思います。
▽プッシュ通知に関してはどうですか?
アプリを入れて最初に、プッシュ通知をオンにしているとお得なことがあります!とお伝えしないと、反射的に拒否されます。
通知を1度オフされてしまうと、オンにするキッカケがなくなってしまうので、プッシュ措置を失った時に どうリカバリできるかが重要になります。
すべてのお客様におすすめできませんが、LINEと併用するのは意外と効果があると思います。LINE公式アカウントもやって、アプリも入れていると、アプリ通知でオフになった時、LINEで気づいていただけるパターンもあります。
アパレルの方ですと、レジの時間に余裕があるので、レジの方でご案内してもアプリを入れていただけますが、LINEで登録されたお客様をアプリに転換していくというところは非常に重要視されてるようで、 入口によって使い分けしているところは結構あると思います。
最近だとコロナ禍やらくらくフォンの普及でスマートフォンを使うシニアの方が増えましたが、様々なハードルがあります。スーパーマーケットでチャージして払えるマネーがありますが、最初はお金を先に取られると思われる方が多かったのですが、使い方などお店の方が丁寧に説明して、入金して、支払って、ポイントを使ってという体験を1個1個していくと便利さがわかり、1度覚えると何回も使っていただけるようになります。
アプリはチャネルとして敷居が高いのは確かにあると思います。ただ、そこを超えた時に繋がりの強さはすごくあります。そこは使い分けで、 例えばメールから始まりLINEに行き、最後アプリでしっかりと繋がっていくというような段階を追っていくことが重要です。
▽周りの方の話を聞いて、ネットの方が新規顧客コストが高いと思います。
アプリの新規顧客獲得コストは今かなり上がっていると思います。それに比べると、リアルな接点、あるいはECの接点をお持ちだと、そこのコストが圧倒的に下げられます。そういう意味では、アプリを入れてちゃんとアクションを取っていけば 普及させられると思いますが、例えばアパレルで、セール期しか買い物せず、アプリを使うのは年2回で、そこでクーポンがきて終わってしまうこともあります。
私共のアプリはアパレルが多いですが、最近アパレルはコーデの情報が多く、普段からコーデの情